「風が強く吹いている」もう一度挑戦してみようそんな気持ちになるアニメ

三浦しをんさんの小説「風が強く吹いている」のアニメ版

私が「一番好きなアニメは?」と聞かれたら、「風が強く吹いている」と答えてしまうほど、
素敵なアニメに出会ってしまいました。

あなたの忘れたい記憶の中に、

  • 部活の仲間とこじれてしまったという思い
  • 何かを諦めてしまった思い
  • 本当はやりたかった気持ち

こんな記憶を閉じ込めていたのなら、どうぞこのアニメを見て下さい。
もう一度挑戦してみようと思ってしまう、疾走感と真っ青な空に包まれているかのような青春溢れる作品です。

どこがおすすめなのか?ご紹介していきたいと思います。

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風が強く吹いているってどんなお話?

寛政大学4年の清瀬灰二(ハイジ)は、高校生の時のケガで挫折をしてしまった。
でも自分の走ることを諦められず「走るとは何か?」を追い求めて、箱根駅伝に出たいと思っていた。

もうハイジは大学4年生。でも部員があと1人足りない。

あと1人さえ集められれば・・・と思っていた矢先、蔵原走(カケル)と運命の出会いを果たす。

ハイジと仲間たちが住む竹青荘(アオタケ)で繰り広げられる、箱根駅伝への道。
仲間たちの挫折や孤独、才能や成長など、自分も同じチームの一員になったかのように応援したくなる、そんなハートフルなアニメとなっています。

強く風が吹いているのおすすめポイントは?

壁をどう乗り越えていくかポイントが沢山知れる

アニメだと出来の悪い主人公が、壁を乗り越えて成長していく姿が描かれることが多いと思いますが「風が強く吹いている」は、「才能があって成功するだろうと思われていたのに、あることがあってその道から遠ざかってしまった主人公が、成長していく物語」となっています。

・仲間の言葉
・仲間の姿
・相手を色眼鏡で見ずその人の本質を見てくれる仲間たち
・多くは語らないけど、ちゃんと信じてくれている仲間たち

仲間というワードが沢山出てきましたが、仲間によってどんどん気づかされて成長していく姿がとてもよく描かれています。

登場人物立ちの心情が丁寧に描かれている所がポイントです。

名言が沢山ある

清瀬灰二(ハイジ)

えぇ~わたくし、こんな人彼氏にしたいと思いました。
頼りになって、ハイジの言葉は心に響く。
ちゃんとその人のことを見てくれる、心優しいちょっとSな男。

【私がぐっと来た名言】

「やはり思うだけじゃダメなんだな。願いは口に出して言うべきだ」
「気づけよカケル。速さを追い求めるだけじゃダメなんだそんなのは虚しい」
柏崎茜(王子)
このお方は、アニメ大好きな青年です。
「人生の大切なことは、全てマンガから学んでいると言っても過言ではない」
こんな名言を残しました(笑)アニメをこよなく愛するわたくしは、激しく同意しました。
弱虫ペダルの小野田坂道とは違った意味のオタクです。
【私がぐっと来た名言】
カケルが昔起こした事件の犠牲になった榊が放った一言に対しての、王子が返した言葉。
「だからきらいなんだ。すぐにレベルだ勝ち負けだ、そういう次元でしかものを語れない。僕は走るのが嫌いだ。だけど人のすることをとやかく言う人はもっと嫌いだ。この人たちが仲間かどうかよくわからないけど、少なくとも僕を僕の趣向を、価値を認めてくれているんだ。この人たちにレベルの高い低いは存在しない。あるのはそれぞれ誰なのかと言うことだけだ。
竹青荘の仲間たちみたいな存在の人がいたら、どんなに心強いか羨ましくなってしまいます。
ここでは紹介しきれないほどの、人生のバイブルになりそうな名言が沢山あるので、ぜひ小説家アニメをみてその目で読んで見て、お楽しみください♡

カケルがハイキューの影山に似ている

↑蔵原走(カケル)

始めてアニメを見た時に、影山?と思ってしまうほど似ています。
ハイキューとこの強い風が吹いているの制作会社が一緒だったので、納得しました。

ネットで検索したら、他の人もこの2人似ているとザワザワしていたので、ハイキューが好きな人もそそられるアニメとなっているんじゃないでしょうか?

顔だけでなく学生の時に起きた出来事を気にして、上手に感情表現ができないところも似ています。

今何をしたいか?本当にそれでいいのか問われている気がする

この物語は、未来よりも「今」に向かって力を注ぐ毎日が描かれています。

登場人物の坂口洋平(キング)が、就職活動と練習の狭間で悩んでいる姿が描かれていて、みなさんが共感するような姿が描かれています。

キングさんが就職が決まっていて安心感の元、練習をしていたらこんなにがむしゃらに練習が撃ち込めたのか?そんな疑問が残りました。
キングさんの葛藤の中決断したからこそ、真摯に打ち込めた。

安心安定も大切だけど、やってみたいをやることのパワーは凄まじいものだと感じました。

「箱根」という目標がなくなってしまったら、抜け殻になってしまいそうな気がしそうですが、この青竹壮のメンバーは、その経験や大切な思い出を力に変えて、何が起きても前向きに進んでいける力強さを手に入れた気がします。

さいごに

このアニメを見た後は、自分が何をするべきなのか?何がしたいのか?を考えさせられるようになり、自分ともっと対話して「どうしたいのか?」選択していこうと思えました。

青竹壮のみんなともっともっと一緒にいたい!
そんな名残惜しいアニメとなりました。

みなさんにもぜひ見て欲しい、おすすめのアニメです。

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